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活動報告

1月11日-17日 モンゴル訪問

1月11日―17日の日程で当センターの金子教授・センター長,野邑特任教授,横山特任助教,伊藤特任助教がモンゴル国を訪問しました。

 今回の訪問の主な目的の1つは,モンゴル国立医科大学と協働で進め,今年度で3年目を迎えたモンゴル国内における児童精神科医養成プロジェクトの総括する報告会に参加することでした。

 報告会には3年間の研修参加者のほとんどが参加し,我々も懐かしい顔ぶれとの再会を喜びました。開会式でモンゴル国立医科大学医学部長のEnkhtur先生と,モンゴル国立精神保健センターのUngantsetseg先生,金子教授と野邑特任教授から開会のスピーチが行われました。また口頭発表として野邑特任助教から日本における児童精神科医養成の歴史と現状,横山特任助教から,日本における今回の研修の様子が紹介されました。

3年間の研修参加者の皆さん / 野邑特任教授のスピーチ

 本研修プロジェクトは3年目の今年度で一区切りとなりましたが,これからの展開に向けて共同研究者のモンゴル国立医科大学精神科の先生方と研究会議を行い,主に本プロジェクトの今後の方向性と,現在進行中のモンゴル国内における発達障害の疫学調査に関する現状を共有・意見交換を行いました。

 またモンゴル国立教育大学にもうかがいました。

 モンゴル国立教育大学では,Batbaatar学長,Byambatseren教員養成学部長との面談のお時間をいただきました。我々からはそれぞれに,10年以上に及ぶ協働関係へのご理解に対する感謝をお伝えするとともに,引き続きのご協力をお願いしました。Batbaatar学長からは,今後,新たに立ち上げていくプロジェクトの内容について,全面的なご協力をお約束いただきました。Byambatseren学部長からも両大学のこれまでの協働関係について高く評価していただき,今後も田中ビネー知能検査モンゴル版(MTB検査)をはじめとしたさまざまな事業について,引き続きサポートをいただけるとのお話がありました。

Batbaatar学長を囲んで / Byambatseren教員養成学部長との面談の様子

 また MTB検査をモンゴル国立教育大学の教育カリキュラムに組み込んでいく運びとなり,教員養成学部の学部・大学院教育,教育学部の特別支援教育学科のご担当の先生と具体的な内容について協議しました。

 田中ビネー知能検査開発チーム(MTBチーム)とも再会し,この冬に新設される,名大とモンゴル国立教育大学の協働活動拠点で実施する予定となっている外来の心理発達相談や,今後の研究について協議しました。

 教育学部では,Munkhjargal学部長や,かねてより協働で研究を行っているOdgerel先生と,これから実施していくモンゴル国内の学習障害に関する研究について意見を交換しました。モンゴル国内では学習障害に関する認知度がまだまだ低く,今後、この研究が進んでいくことによって子どもの理解や支援に貢献することができるであろうことが共有されました。

Munkhjargal学部長,Odgerel先生と

 また,田中ビネー知能検査の開発元である田中教育研究所のご協力の下,現地でMTB検査を実施している専門家を対象とした研修を開催しました。田中教育研究所からはオンラインで中村淳子先生にご講演いただき,現地では横山特任助教,モンゴル国立教育大学のMyagmarjav先生が講演を行いました。さらに現地で実際にMTBを使用している専門家から実践報告がありました。モンゴルにおいてMTB検査がどのように利用されているのか,実際の様子をうかがい知ることができる貴重な機会となりました。

研修参加者の皆様と

 冬のモンゴルは,気温が常時氷点下を下回る厳しい気候でしたが,現地の皆さんの温かいおもてなしや,子どもの支援に対する熱い気持ちにたくさん触れ,大変実りのある訪問となりました。

ウランバートル中心のスフバートル広場には氷の滑り台ができあがっていました

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