10月5日ー13日の日程で当センターの野邑特任教授,横山特任助教,伊藤特任助教がモンゴル国を訪問しました。また今年度で3期目となる,児童精神科専門医研修の実施のため,今年も医学部附属病院 親と子どもの心療科の加藤秀一先生,尾張福祉相談センターの吉川徹先生,医療法人成精会 刈谷病院の石島洋輔先生にご同行いただきました。
講義の様子 / 受講生の皆さんと
今年度の研修には,モンゴル国内で活躍する精神科医12名が参加しました。講義は,昨年度に本事業の一環として作成されたテキストブックに沿って実施されました。最終日には昨年度の研修生Minjmaa先生が提供してくださった症例を元に,症例検討を行いました。参加者の皆様からも積極的に意見が述べられ,有意義な症例検討となりました。12名の皆様は12月に来日し,引き続き講義の受講と,日本の医療機関の視察を行う予定です。
また研修は,ウランバートル市内3カ所の発達障害支援に携わる施設を会場として実施されました。研修最終日の会場となったOurahaセンターは自閉症児の療育を行っている私設機関です。トルコから専門家を職員として招いており,応用行動分析や言語療法,作業療法,学習支援など,様々なアプローチを実施しているとのことでした。
Ourahaセンターにて
加えて,今年度も郊外の医療機関の視察へ行きました。首都ウランバートルから片道200kmほど離れたドンドゴビ県マンダルゴビ市を訪れ,地域の総合病院を視察しました。当院では2023年に新たに入院病棟が完成しましたが,患者の入院治療をサポートできる精神科専門の看護師の人材難が現状の課題とのことでした。この課題について,今後、国立精神医療センターが,そのような人材育成を推進する旨が確認され,病院とセンターの間で契約が取り交わされる場に,我々も立ち会わせていただきました。
マンダルゴビの総合病院にて
また野邑特任教授,横山特任助教はモンゴル国立教育大学にも赴き,教員養成学部の共同研究者の先生方と,今後協力して進めていく研究計画について議論しました。また,8月に訪問した療育センターにも再訪し,前回お会いすることができなかったセンター長にもご挨拶する機会をいただけました。
療育センターの皆様と
中央ゴビ砂漠の景勝地,バガ・ガザリン・チュローにて