2019年9月18日-20日に中国内モンゴル自治区呼和浩特(フフホト)市にある、内蒙古師範大学を訪問した。
今回の訪問は、共同研究を行っているモンゴル国立教育大学からの提案で実現したもので、以下のスタッフが参加した。
名古屋大学:永田雅子(心の発達支援研究実践センター・センター長・教授)、野邑健二(同・特任教授)
モンゴル国立教育大学:D.Odgerel(名古屋大学モンゴル国立教育大学こども発達共同支援センター・センター長)、Tseveendar(国際部・中国語通訳)
9月18日(水):午前中に中部国際空港より出発し、夕方、内モンゴル自治区呼和浩特市に到着
9月19日(木)
・午前9時30分より11時
内蒙古師範大学心理学部関係スタッフと面談
同大学側出席者:髙喜天(発展企画部・部長)、乌云特娜(心理学部・教授)、格根图雅(心理学部・准教授)、杨晓峰(心理学部・准教授)、馬永奇(国際部・日本語通訳)
3大学からそれぞれ、大学の概要と、研究・活動内容の紹介が行われ、共同研究の方向性について、協議がなされた。
・11時より11時30分
同大学心理学部内の研究室視察
脳波、NIRS、Eye movement trackerなどの実験機器があり、基礎的な心理学的研究が行われているとの説明を受けた。
・14時より16時30分
同大学心理学部教員および大学院生に対して、講演を行った。モンゴル国立教育大学Odogerel講師、名古屋大学の永田および野邑から、それぞれ30分程度、発達障害および関係する共同研究の内容について講演を行い、その後質疑応答を行った。大学院生からは、知能検査モンゴル版作成に伴う文化的差異や標準化の過程、発達障害の告知、学習への支援などについて、活発な質疑応答がなされた。
9月20日(金) 呼和浩特市を午前中に出発し、同日夜名古屋に帰着。