令和3年9月14-17日に田中ビネー知能検査モンゴル版の検査者養成研修(前半)を行いました。
昨年度に検査が発刊されて以来、適切な利用と普及のために、モンゴル側のプロジェクトメンバーと協議しながら、研修カリキュラム・テキスト作成を進めてきました。COVID-19の感染拡大により、研修会の実施が困難な状況が続いていましたが、現地での開催に名大側がオンラインで参加する方法で今回実施することが出来ました。研修には、モンゴル国内で心理士、医師、教員などの専門職として実際に子どもの支援を行っている専門家20名の参加が得られました。研修カリキュラムは、検査の基礎、実施、評価、分析、支援への応用などの講義に加えて、検査道具を使ってお互いにやってみたり、検査を実施しているビデオを見ながら報告書を書いてみたりする演習を行ったうえで、実際にお子さんに協力してもらって実習を行うことになっています。
研修は、セーブザチルドレンからの協力を受けて実施しました。
今回の研修前半で参加者が行った子どもへの検査実習のレポートを名大側で添削して、10月13日に研修後半を行う予定です。