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活動報告

7月8日-12日 ベトナム訪問

7月8日-12日の日程で,当センターの金子センター長・教授,野邑特任教授,横山特任助教,伊藤特任助教が,ベトナム,ハノイを訪問しました。

活動の初日となった9日は,ハノイ国立教育大学(HNUE) を訪問しました。HNUEでは,かねてより,ベトナムにおける子供の発達検査の開発について共同研究を行っている特別支援教育学部 (The Faculty of Special Education)の先生方と再会し,ミーティングを行いました。ミーティングでは現状の共有や,これからの研究の詳細や課題が議論され,今後もよりよい研究を継続するために双方が協力していくことが確認されました。

HNUE特別支援教育学部の先生方と / ミーティングの様子

また現地では,HNUE特別支援教育学部の教員が兼任している特別支援教育訓練開発センター(Center for Special Education Training and Development),共同研究者の1人であるThu先生が所長を務める私設療育施設・キラセンター(Kira center),さらにハノイ市内の公立幼稚園・ホアホン(Hoa Hồng)幼稚園を見学させていただきました。

特別支援教育訓練開発センターでは,外来の,特別な教育ニーズのある子どもに対する初期介入のサービスをはじめ,研究や学生へのトレーニングコースの開講など,特別支援に関する幅広い活動が行われているようでした。本センターは近年,大学の方針でその活動が推進され始めたとのことでしたが,設備も整備されており,活動に対する熱意がうかがえました。

特別支援訓練開発センターのスタッフの皆様と

 キラセンターでは,集団活動の様子を見学をさせていただきました。スタッフの先生方も,子供たちも,ベトナムの暑さにも負けない活気に満ちた姿が印象的でした。

キラセンターの先生方と

 最終日に見学させていただいたホアホン幼稚園は,児童数400名,教員数36名が所属しており,まずはその規模に一同驚かされました。さらに本園はインクルーシブ教育のモデル園とされており,園内に療育を実施するための教室が併設されていました。年に1度,園内で全児童を対象に発達に関するスクリーニングを実施しており,その結果や日常的な教員との関わりから発達障害等が疑われる児童には,保護者の同意の得たうえで,週に数時間程度,当該教室において専門スタッフとの1対1の療育が提供されているそうです。公立幼稚園においてこのような支援が行われているという実情に,私たちも大変感銘と刺激を受けました。

ホアホン幼稚園の園長先生,皆様と

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