令和4年2月4日(金)に、アジア発達支援国際フォーラム「発達支援の基盤となるアセスメントツール導入を目指して」を実施しました。本プロジェクトでは、2013年からアジアの発達障害児に対する支援を行う共同研究をモンゴルやベトナムの専門家と協働で行っています。 発達支援を行う上で、 知能検査が十分に整備されていないことが大きな課題であると感じ、 検査開発や普及の取り組みを進めています。 本国際フォーラムでは、日本、モンゴル、ベトナムにおけるアセスメントツール(知能検査)の開発及び利用に関して、現状と課題を報告し、地域の文化や状況に合わせた支援の形を検討しました。まず、3名の講演者から日本、モンゴル、ベトナムの現状報告が行われました(横山プロジェクト特任助教、D.Odgerel氏(モンゴル国立教育大学)、Thu氏(ハノイ教育大学))。それを受けて、田中ビネー知能検査開発者である大川一郎氏(筑波大学・田中教育研究所)より指定討論がありました。 フォーラムには、約50名の参加者があり全体討論の中でも、検査だけでなく総合的なアセスメントの重要性や、検査開発にあたっての苦労、普及における社会の理解の重要性など、活発な議論が行われました。