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活動報告

8月29日ー9月6日 モンゴル訪問

8月29日ー9月6日の日程で当センターの金子センター長・教授,野邑特任教授,横山特任助教,伊藤特任助教がモンゴルを訪問しました。

モンゴル国立教育大学にて,今回のモンゴル訪問の主な目的の1つである,モンゴル版田中ビネー知能検査 検査者養成者研修の修了者を対象とした応用研修を行いました。

講義の様子

野邑特任教授から「発達に特別な支援の必要な子どもへのMTBの適用」と横山特任助教から「MTBの結果の理解とその解釈」をテーマに講義を行った後,検査者養成研修を修了した現地専門家から実際にモンゴル版田中ビネー知能検査を実施した事例の発表がありました。それぞれの発表者からは,実際に検査を使用した所感や実際的な質問が積極的に挙げられ,私たちメンバーにとってもモンゴル国内での田中ビネー知能検査の実情について理解する有意義な時間となりました。

受講者の皆様と

また滞在期間中,ウランバートルから郊外のダルハン市へ移動し,モンゴル国内における児童精神科専門医研修を前年度に修了した精神科医を対象に,応用研修を実施しました。野邑特任教授より「初回問診」「家族への心理支援」,横山特任助教より「プレイセラピー」,伊藤特任助教より「思春期・青年期の精神療法」というテーマで講義が行われました。

その後,ダルハン市内の精神科病院を見学させていただきました。入院病棟内に治療を受ける子供のために母子で入院できる病室が設えられているなど,精神科医療におけるモンゴルと日本の異なる様相について知る貴重な機会となりました。

親子で入院できる病室

また今回の滞在では,モンゴル国の教育総局を訪問し,ニャム・オチール局長,さらに偶然総局を訪れていたナランバヤル教育大臣に面会することもできました。金子教授,野邑特任教授より,当センターのこれまでのモンゴル国での活動についてご説明しました。大臣や局長は,かねてより私たちの活動について知っていてくださったそうで,今後も必要に応じて協力や支援をいただける旨の大変心強いお言葉をいただきました。

ナランバヤル教育大臣,ニャム・オチール教育総局長を囲んで

さらに,モンゴル心理士会バツク会長やモンゴル国立教育大学教育学部心理と方法論学科のガルサンジャムツ学科長との面談の機会をいただき,それぞれとモンゴルと日本における心理士の養成や活動の実情,モンゴル版田中ビネー知能検査の普及などについて意見を交換しました。

モンゴル心理士会バツク会長と

モンゴル国立教育大学教育学部心理と方法論学科ガルサンジャムツ学科長と

モンゴル国立教育大学のバトバータル学長にも新学期のお忙しい中,会談のお時間をいただきました。金子教授,野邑特任教授より,ここまでの活動に対する理解と支援へのお礼を述べ,学長からは当センターのモンゴルにおける活動への継続的な支援をお約束いただけました。

モンゴル国立教育大学バトバータル学長と

在モンゴル日本国大使館も訪問し,当センターの活動についてご説明するとともに,モンゴルの現在の情勢や,モンゴル国内で活動するにあたりとても貴重なご助言を賜りました。

在モンゴル日本国大使館にて伊藤書記官と

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンのモンゴル駐在員の野元様ともお会いし,今後のモンゴル国内での活動について意見を交換し,今後も情報共有や協力を続けていくことをお約束しました。

セーブ・ザ・チルドレンの野元様と

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